August 21, 2004

広島国際アニメーションフェスティバル・三日目

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手前の四角くて白い建物が平和記念資料館。
その奥が平和記念公園。
一番奥の橋の右側に原爆ドーム。



宿泊中のホテル、サンルート広島の、
最上階のレストランからの眺望である。
毎朝、平和記念公園と、原爆ドームを眺めながら、食事をしている。

フェスティバル三日目は、夕方のコンペの時間まではフリータイムと決めていた。
プログラムも、ピクニックデイを想定している。
大会関係の来日ゲストを中心に、宮島ツアーも組まれたらしい。
そういえば、一昨年も三日目に宮島に行ってみたのだった。

今年は、細々としたおみやげ系の買い物をするのと、
とりあえず広島の街中を歩いてみようという計画にした。

午前中、ホテルから徒歩圏内の平和記念公園を歩く。
一昨年も入館した資料館に入ると、
企画展をふたつ開催中とのことだったので、そちらに向かってみた。

地下のフロア。
企画展のひとつめは、被爆体験者たちが後年記憶から描いたという、絵画展。
原爆投下前の広島市内の思い出や、
投下直後、被爆者たちの光景、
救助隊の出動、原爆投下数日後、追悼…と、
時系列に、絵画が並んでいた。
一つ一つに、その絵の来歴と、開設が記されている。
日本語と、英語で。

絵画を描くことを仕事とする人や、自己表現の中心とする人たちの作品ではなく、
本当に、ごく一般的な市民の描く絵である。

強烈なエネルギーとオーラを放つ、
非常に胸に迫る作品ばかり。
フロアには海外からの観光者(親子連れとか)もたくさんいた。
ひとつひとつの作品を「眺め飛ばす」ことができず、
説明文パネルも「読み流す」こともできず、
その場にいた人たちはみんな真剣に大切に、
絵の前に立ち、一枚ずつに時間を費やしてその絵と相対した。

そのまま、場所を移動して、企画展の二つめへ。
「動員学徒」の特集企画である。

子どもたちや女学生たちが、学校生活から軍事協力へと生活の中心を移行していく様。
写真や日記や遺品などで、それらを語っていく。

「食べられなかったお弁当」の展示も。
被爆して、持ち主の女の子は亡くなり、
その日持っていたアルマイトのお弁当箱が残る。
中は、真っ黒の炭のかたまりなのだけれど、
よく見ると、それがご飯とおかずであったことがわかる。

子どもたちや女学生たちの遺品の多くは衣類だった。
被爆した時に着ていたというシャツが、
ぼろぼろのまま展示されている。
やけどがひどくて脱がせられず、横を切り開いたというもんぺもある。
それを着ていた人たちは、みな、
当日の夕方や翌朝に亡くなっていったのだという。
それら衣類の小ささに、言葉を失った。


地下の企画展フロアを歩いただけで、
もう、心がすっかり重たくなってしまい、
資料館の常設フロアの方にまではとても行けなかった。

そのまま、平和の灯がともる公園に向かう。

「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と、
碑に刻まれる文字に、思わず涙が出た。

ゆっくり公園を抜け、原爆ドームの方へ。
手前の休憩施設でひと休みしたあとで、街中へ移動する。

広島へ来ると毎回歩くアーケードを、今回ものんびりと。

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歩いて出会って思い出したのだけど、
学生服やさんがあって、そこに大昔のSMAPくんたちのポスターが貼ってある。
二年前と同じ位置に、まったく劣化せず、
そのままそこにあった。
すばらしい。




お昼ご飯は、「若貴」でお好み焼きを食べた。
ぱりぱりに焦がした麺がおいしかった。


一旦ホテルに戻って荷物を整理してから、
コンペを観にアステールプラザへ。
本日も、インコンペ作品を17本観る。

日本人の作品が2本。
水江未来くんの「ファンタスティック・セル」と、
細川晋くんの「鬼」。
二人とも多摩美の、K山先生の教え子である。
会場で、前の方の座席に教え子たちとともに座り、
インコンペしたその作品を大きな拍手で迎えるK山先生。
嬉しいだろうなぁ。と、つくづくと思う。

フランスアヌシー国際アニメーションフェスティバルのアイキャッチだという、
「ジュラネシック」という30minの作品が気に入った。
アイキャッチの尺でも、こんな風に実力を発揮できるのだ。
すごい。

コンペ終了後、日頃から縁のとても深い学校関係の集団で、飲み。
八丁堀の「永遠や」というお店にて、個室で何の気兼ねもなく楽しく飲む。
みんなには、本当にがんばってほしいと、心から。

終了は、25時だった。
みんなで広島の町を歩いて、それぞれのホテルに帰る。

だいたい、日頃の生活の3日分くらいの経験を1日でしているような気がする。

本日で、in広島、折り返し。





m-52_03723 at 07:08│Comments(0)TrackBack(0)

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